お出かけ日誌・・・淡輪駅
大阪府の南端に近いツツジの名所で知られた淡輪遊園の下車駅。
木造モルタル造りの正面に、
愛敬たっぷりににょっきりと木造の時計塔が立つ建物である。
観光地の玄関口として建てられたこの駅舎は
大正十四年(一九二五)の完成。狭い丘の上に建つ駅で、
人造大理石でできた改札口が前面にせり出した、
待合室のない私鉄スタイル。
ホームとの間に
そこそこのスペースがあってゆっくり電車を待つことができる。
カネを払う客にはサービスするいかにも関西らしい?合理的な駅舎である。
七十年の歳月を経た今では時計塔の時計も失われ、
古びたお伽の国の駅といつた風情が漂っている。
駅前からは淡輪ヨットハーバーや海水浴場に下る道が伸び、
春はツツジ観賞、夏になると海水浴客で賑わう一帯はいわばB級観光地。
その淡輪遊園の高台からは関西新空港を望むことができる。
また駅のすぐ裏手には宇度墓古墳が横たわっている。