軍事活動と環境破壊 2
第ニ次大戦中には、アメリカ軍の丘ハ員約600人の機甲歩兵大隊が作戦行動をとるのに必要な面積は16平方キロメートル足らずでした。
しかし、今日、同様の規模の部隊は20倍以上の面積を必要とします。
第ニ次大戦下の戦闘機は作戦行動半径が約9キロメートルでしたが、今日では75キロメートルにのぼり、次期ジェット戦闘機については150~185キロメートルと予測されています。
しかし、技術開発の結果として必要となる範囲を超えて、軍部は社会の資源に対する利用権をいっそう拡大しようとする傾向があります。
非戦時下の軍隊による直接土地利用に関する世界推計は、ごく大ざっぱな数値しか示していません。
1981年に、先進工業国=2か国については領土総面積の1パーセントと推定されました。
しかし、世界全体では0・5~1・0パーセント(約75万~150万平方キロメートル)の範囲内と考えられています。
むしろ小さいように感じられるかもしれませんが、それぞれトルコとインドネシアの各国土面積にほぼ匹敵するのです。
・・・しかし、より正確な総合的評価を出すためには、軍隊そのものがコントロールしている土地面積に、兵器生産企業が占有している面積を加えなくてはならないでしょう。
残念ながら、既存のデータからは、こうしたより広義の土地使用量の大ざっぱな推計値を出すことさえできないようです。